R18表現を含みます。
苦手な方は70話へ
____________
「ふっ………ひ、ぃんッ」
「…くっ!」
浅いところの、ひどく感じてしまうところをゆっくりと強くなぞられて、エリアスはびくりと背をのけぞらせる。
その拍子に、後を強く締め付けてしまってルドヴィークも耐えるように身体を硬くした。
「ぁ、ん、あ、あぁ…」
そこをあやすように何度か優しく突かれると、エリアス自身も奥がじゅわりと溶けていくような感覚がわかった。
アルファの雄を欲しがり、身体が勝手に濡れて柔らかく綻んでいく。
ルドヴィークもエリアスの身体が開いたのを感じたのか、ゆっくりとまた奥を目指して怒張を進めた。
ずるりと奥まで征服される感覚は恐ろしくもあるのに、それを望んでいる自分も確かにいて、エリアスは戸惑いながらも雄の欲望に征服されていく。
奥まで雄芯を納めるとルドヴィークは吐息まじりに「痛くないかい」とエリアスに問う。
頷くとルドヴィークはゆっくりと動き出した。
その動きがやがて激しくなり、エリアスは断続的に「あ、あ」と声を上げる。
「は…っ、すまない。エリアスの中が良すぎて、もう出そうだ」
乱れた息でそう言われて、ぞくりと期待で肌がわななく。雄の証を叩きつけられる喜びを身体が覚えている。
何度か突き上げたルドヴィークがぐっと奥に雄芯をねじ込ませた衝撃にエリアスも今までにない高みへと放り投げられた。
「あ!ぁあああ!」
「くっ!」
ちかちかと目の前が点滅したような中で、はっきりと腹の奥にルドヴィークの熱を感じる。断続的に叩きつけられる感覚にエリアスは耐えきれずに身を捩る。
それでもルドヴィークが吐き出したそれを塗り込むように動かすせいで、エリアスは身を突っ張ってあられもない声を上げる。
達したような感覚はあるものの、前は吐き出すこともなくゆるく立ち上がったままで快感を拾い続ける。後もルドヴィークの雄を食むように蠢動しているが、高みに押し上げられてどうしようもなく鳴くエリアスにその自覚はない。
「堪らないな…」
「あ、あぁ、ん、ん、ん」
ルドヴィークは自分の吐き出したものとエリアスの蜜とが合わさり動かすたびにそこはじゅぶじゅぶと卑猥な音を奏でるそこに目が釘付けになる。
日々の清廉潔白なエリアスの姿からは想像できないほど淫猥な光景に雄が簡単に再び力を帯びていく。
エリアスもそこを擦るルドヴィークが芯を持ち始めた感覚に「も、や…」と力なく首を振るが、ルドヴィークはエリアスの手を取ると繋がったそこに導いた。
「ぁ、や…」
触れたそこの熱さと濡れた感触に、とっさに手を引こうとしたエリアスをルドヴィークは許さなかった。
「エリアスが好きだからもうこんなだ」
「すき…?」
「そうだ。言葉では誤魔化せても、身体はそうはいかない」
そう言って、そこの触れさせたまま腰を動かされると、指先の感覚と中の感覚とでどれだけルドヴィークが熱くなっていくのかがわかる。
「こんな風になるのはエリアスだからだ」
「ルドヴィーク…」
「ルディと、そう呼んでくれ」
「ルディ………、あっ!」
そう呼ぶと奥の弱いところを突き上げられて濡れた声が漏れるが、すぐに止まってしまう。
◇参加ランキング◇