R18表現を含みます。
苦手な方は70話へ
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(あ………、なんで)
もっとして欲しいのに、ルドヴィークは動いてくれない。
「ぁ…、ルディ、あぁっ!」
強請るように名を呼ぶと、また突き上げられてエリアスは満足そうな吐息をつくも、またすぐに止まってしまう。
「や、なんで…」
「私がエリアスを本当に愛してるとわかったかい?」
「う、うん…」
エリアスはご褒美が欲しい犬のように、訳もわからず頷く。
「いい子だ。ほら…」
「あ!あぁ…っ」
「私のはエリアスの中でどうなってる?」
厭らしく問うルドヴィークだが、もうエリアスは何を言われているのかわかっていない。ただ、ご褒美が欲しくて素直に答える。
「お、おっきく………なって、ぁん!」
「うん、それで?」
「あつい…!すごく、あつ、ぃ………っ、ふ、ああっ!」
「エリアスが好きだからだよ、エリアスだけだ」
「ぼくだけ…」
「そうだエリアスだけ…」
「あ…、ルデ、ィ…ぅん」
緩やかに腰を使われて、エリアスは身を捩る。ゆっくり動かれると、わかってしまう。自分のそこがどうルドヴィークを包んでいるのか。
浅い、性器の裏側あたりをルドヴィークの張り出したところでこねるようにされると入口がもっとと言うようにきつく絞るように力が籠る。奥の突き当たりの、わずかに手前を引っ掛けられるようにいたずらされると食むように蠢動し、一番奥のエリアスさえも知らない場所をノックされるように時に押し当てるように優しくされると身体が痺れて痙攣するように男のそれを味わうのだ。
「ふ、ぁ、ぁン…ん」
「いい子だ上手だよ」
甘い声が言われてどろりと身体が輪郭をなくしていく。
「ぁ、まえ………、ま、ぇ」
助けを呼ぶようにエリアスはルドヴィークに訴える。先ほどは後だけでも達することができたが、エリアスの慣れない身体では立て続けにそれをすることはできない。もう十分に熱が溜まっているのに、吐き出せない苦しさと、一度うしろで達してしまったが故に身体は敏感になり過ぎてしまっていてつらい。
「ん?して欲しいなら呼んでごらん」
「んぁ、ぁ」
焦らすように腰を回されて、エリアスの眦から滴が溢れる。
(よぶ…?)
朦朧とする中、口が勝手に「ルディ…」と奏でる。
「あっ、は、んん!」
そうすると褒めるようにエリアスの花芯を擦り上げてくれる。
「もっと呼んで、エリアス」
「あ、る、…っディ、ルディ………ッ!あぁ!」
呼ぶごとにルドヴィークはご褒美とでも言うように、前も後もルドヴィークに征服されていく。
「あ!も、ぉ…っ」
「は…っ、私もっ」
一段とルドヴィークの動きが早くなり、エリアスはルドヴィークと共にもう一度悦楽の頂を駆け上がった。
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